忙しくて絵本を読んであげられない夜に。わが家の4段階対処法
「読んでー!」
夕方、晩ごはんを作っているときに、絵本を5〜6冊抱えてやってくる息子。
「ごめん、今は無理だから後で読もうね」
そう言うと、泣き出してしまうことがあります。
その泣き声を聞きながら料理を続けていると、なんだか悪いことをしているような気持ちになってくるんですよね。
もっと上手に時間を使えたら。
もっと子どもとの時間を作れたら。
本当は絵本を読んであげたいのに、家事も進めないといけない。
そんな夜を、わが家も何度も過ごしてきました。
今は、私の余裕に合わせて、
- 短い絵本を1冊読む
- 自分で絵本を見てもらう
- お兄ちゃんやパパに任せる
- 動画に頼る
という4つの方法で乗り切っています。
ここでいう「4段階」は、どれが良くて、どれが悪いという順位ではありません。
少し余裕がある日から、本当に何もできない日まで、その日の状況に合わせて使い分けている、わが家なりの方法です。
「読んであげられない」罪悪感、私だけじゃないはず

仕事がある日は、夕方から一気にバタバタします。
夕食を作りながら、洗濯物を片付けて、お風呂の準備をする。
上の子の宿題を見たり、次の日の用意を確認したりする日もあります。
そんなときにやってくる「絵本読んで」。
本当は読んであげたい。
でも、今手を止めたらごはんができない。
お風呂も遅くなるし、寝る時間も遅くなる。
だから「今は無理」と言うしかないのですが、その瞬間が地味にしんどいんです。
子どもが泣くと、なおさらです。
「ごめんね」と思いながら、それでも家事を続けるしかない夜があります。
以前は、そんな日があると、
「今日も読んであげられなかった」
「もっとちゃんとしないと」
と思っていました。
でも、毎日すべてを完璧にこなすなんて、やっぱり無理なんですよね。
だからせめて、「読めない日でもできること」をいくつか持っておこうと思い、わが家なりの方法を作りました。
わが家の忙しい夜の4段階対処法
第1段階:短い絵本を1冊だけ読む
「何冊も読むのは無理だけど、1冊だけなら読めそう」
そう思えるときは、2分くらいで読めそうな短い絵本を1冊だけ読みます。
息子が何冊も持ってきたときも、
「今日はこの中から1冊選んでね」
と伝えます。
もちろん、「もっと読んで」と言われることもあります。
でも、最初に「今日は1冊だけ」と伝えておくと、意外と納得してくれる日もあります。
たった2分でも、息子の様子を見ていると「読んでもらえた」という満足感はあるように感じます。
完璧な読み聞かせじゃなくてもいい。
声色を変えたり、途中で質問したりしなくてもいい。
とりあえず1冊、一緒に開けたら、それで十分な日もあると思っています。
第2段階:自分で絵本を見てもらう

料理中でどうしても手が離せないときは、
「ごめんね。今は読めないから、ちょっと自分で見ていてね」
と伝えます。
まだ文字は読めなくても、絵本を自分でめくりながら、絵をじっと見たり、知っている言葉を口にしたりしています。
お気に入りのページだけ何度も開いていることもあります。
読み聞かせはできなくても、絵本に触れる時間は作れる。
そう考えるようになってから、「今すぐ読めない」ことへの罪悪感が少し減りました。
絵本は、最初から最後まで大人が読まないと楽しめないものではないと思います。
子どもが好きなページを眺めたり、自分のペースでめくったりする時間も、それはそれでいい時間です。
第3段階:お兄ちゃんやパパに任せる

家にお兄ちゃんやパパがいるときは、読み聞かせのバトンを渡します。
「ちょっと読んであげてくれる?」
とお願いすると、8歳のお兄ちゃんが読んでくれることがあります。
お兄ちゃんは、登場人物によって声を変えたり、大袈裟に読んだりするので、弟も大喜びです。
途中でふざけて、話がなかなか進まないこともありますが、それも楽しそうです。
一方、パパは比較的淡々と、最初から最後まできっちり読みます。
私なら子どもの様子に合わせてページを飛ばすこともありますが、パパは基本的に完読します。
同じ絵本でも、読む人によって全然違うんですよね。
以前は、「私が読んであげないと」と思っていたこともありました。
でも、誰かが読んでくれるなら、私が読めない日があってもいい。
お兄ちゃんと弟の時間にもなるし、パパとの時間にもなります。
読み聞かせは、全部ママが担当しなくてもいいと思っています。
第4段階:動画に頼る

正直に書きます。
それでも無理な日は、
「ごめん、今日はYouTube見ていてね」
と言います(笑)
「絵本の代わりにYouTube」と書くと、なんとなく罪悪感がありますよね。
私も、できれば絵本を読んだ方がいいのかな、と思うことはあります。
でも、余裕がないまま無理やり絵本を読もうとすると、私がイライラしてしまうんです。
早口になったり、「もうこれで終わりね」と強い言い方になったり。
そんな雰囲気で読んでも、親子ともに楽しくありません。
だったら、今日は無理だと割り切って、動画を見てもらう。
その間にごはんを作って、少しでも穏やかな気持ちで夜を過ごす。
その方が、わが家には合っています。
動画を見てもらうときは、
「ごはんができるまでね」
「この動画が終わったらおしまいね」
など、できるだけ終わりが分かるように伝えています。
その後、余裕があれば寝る前に1冊読むこともあります。
でも、本当に無理な日はそのまま読まずに寝ます。
そんな日があってもいいと思っています。
「今日は読めなかった」を失敗にしない

以前は、読み聞かせができなかった日に、
「今日もできなかった」
と思っていました。
でも今は、少し考え方が変わりました。
1冊だけ読めた日も、自分で絵本を見てもらった日も、家族に任せた日も、動画に頼った日も。
どれも、その日の私にできる方法で夜を乗り切った日です。
読み聞かせができなかったからといって、その日一日が失敗だったわけではありません。
ごはんを作った。
お風呂に入れた。
子どもの話を少し聞いた。
「おやすみ」と言えた。
それだけでも、十分やっていると思うんです。
時間がある日は、息子が持ってきた絵本を、親子で満足するまで読むこともあります。
1冊で終わる日もあれば、気づけば何冊も読んでいる日もあります。
毎日同じようにできなくても、余裕がある日に一緒に楽しめたら、それでいい。
読めなかった分を必ずどこかで取り返さないといけないわけでもありません。
「今日は無理だった」ではなく、
「今日は別の方法で乗り切った」
そう思えるようになってから、気持ちが少しラクになりました。
忙しい日の読み聞かせをラクにする3つの工夫
① 短い絵本だけを手に取りやすい場所に置く
2〜3分で読める短い絵本を、リビングのすぐ取れる場所に置いています。
長い絵本しか見当たらないと、
「今からこれは読めないな……」
と思ってしまいますが、短い絵本があると「これなら1冊読めるかも」と思えることがあります。
子どもが持ってくる本をすべて読むのではなく、忙しい日は短い本の中から選んでもらうのもおすすめです。
わが家では、短い絵本や何度も読んで内容を覚えている絵本が、忙しい日の定番になっています。
② 「今は無理」だけで終わらせず、次を伝える
「今は無理」とだけ言うと、息子もいつ読んでもらえるのか分からず、泣いてしまうことがあります。
そのため、
「ごはんを作ったら1冊読もう」
「このタイマーが鳴ったら読もう」
「パパが帰ってきたらお願いしよう」
など、できる範囲で次の予定を伝えるようにしています。
もちろん、約束どおりにできない日もあります。
そんなときは、「ごめん、今日は難しかった」と伝えて、そのまま寝ることもあります。
必ず守らないといけないと思うと、また自分がしんどくなるので、約束というより「今の予定」を伝えるくらいの気持ちです。
③ 夜や毎日にこだわらない
読み聞かせは、寝る前に毎日しないといけないような気持ちになることがあります。
でも、朝に1冊読む日があってもいいし、休日にゆっくり読む日があってもいい。
お昼寝の前でも、家事の合間でも、親子に余裕がある時間ならいつでもいいと思います。
わが家も、夜はまったく読めなかったのに、次の日の朝に突然絵本を持ってきて、一緒に読むことがあります。
毎日決まった時間に読むことより、親子が無理なく楽しめることの方が、わが家では大切です。
まとめ|絵本を読めない夜があっても大丈夫

忙しい夜に「読んでー!」と絵本を持ってきてくれるのは、それだけ絵本が子どもにとって身近な存在になっているということ。
そう考えると、それ自体はうれしいことでもあります。
でも、持ってこられたすべての絵本を、毎回読んであげることはできません。
短い絵本を1冊読む日。
自分で絵本を見てもらう日。
お兄ちゃんやパパに任せる日。
YouTubeに頼る日。
どの日があってもいいと思っています。
毎日完璧に読めなくても、子どもが絵本を嫌いになるわけではありません。
余裕がある日に一緒に楽しめたら、それで十分です。
今夜も、できる範囲で。
読み聞かせができなかった日に、この記事を読んでくれているあなたへ。
あなただけじゃないです。

